犬の健康診断って必要なの?
犬の健康診断は健康維持の為に重要です。
また定期的な健康診断は、愛犬が健やかで長生きするために必要だと考えます。

健康診断は、病気や異常がまだ軽度の段階で発見できる可能性を高めます。症状が表に出たときには病状が進行している場合があります。早期発見は治療の成功率を高め、負担も軽くすることができます。
犬の健康診断は、フィラリア予防、ノミ・マダニ対策、ワクチン接種など、犬の健康を守る予防についても、相談ができる良い機会です。
犬は人間よりも約4倍早く歳をとるといわれています。特に高齢のシニア犬(7歳以上)になると、腎臓病、心臓病、がんなどの疾患が増える傾向があります。加齢に伴う問題を早めに把握し、適切なケアを行うためにも、健康診断は欠かせません。
健康診断により、犬の体重が適切かどうかを確認することができます。また、食事や栄養バランスがその犬の年齢、体調、活動量に適しているかどうかも判断の材料となります。
定期的にかかりつけの動物病院を訪れることで、飼い主と獣医師の良好な関係を構築できます。普段から犬の状態を知っておくことで、緊急時に迅速に対応できるようになります。健康診断では、血液検査、尿検査、糞便検査、X線(レントゲン)検査、エコー(超音波)検査などを行うことが多いですが、犬の年齢や体調によって検査内容が異なります。愛犬の健康を守るため定期的に受診することをおすすめします。
犬の健康診断を受けるタイミングや年齢は?
子犬の場合、成長が早いので、健康診断は少なくとも数回必要です。
最初の診察は、家に迎え入れた直後(2~3ヶ月齢)や予防接種開始時期(通常は6~8週齢)に行うことが推奨されます。
ワクチン接種や寄生虫がいないかの確認、発育のチェックなどを行います。ワクチン接種スケジュールが完了したら特に健康に気になる点がなければ、年1回程度の健康診断の受診がおすすめです。
病気の症状がなければ年1回の定期健康診断が基本です。
若齢犬は比較的健康状態が安定していることが多いですが、予防医療(ワクチン、フィラリア予防薬、ノミ・マダニ対策など)の確認や体調をチェックすることが重要です。犬種や体重によってはリスクが高い疾患が異なるので、かかりつけの動物病院の獣医師にアドバイスを求めましょう。

この時期からは加齢による健康リスクが増えるため、半年に1回(年2回)の健康診断を受けることが推奨されます。
年齢が上がると、心臓病、腎臓病、腫瘍(がん)などの病気の可能性が高くなります。血液検査や尿検査、エコー(超音波)検査、X線(レントゲン)検査などのより包括的な診断が重要です。定期的なチェックが健康維持につながります。
犬の健康診断はどんな事をするの?
わんちゃんの普段の生活習慣や食事、ご家族さまが気になっていることなどを詳しく伺います。
体重・体温測定、視診、触診(身体にしこりや痛みがないか)、聴診(心臓・肺・腸の音に異常がないか)などを行い病気の前兆や身体の外から分かる異常がないかチェックします。
肝臓や腎臓などの機能や栄養状態、脂質や身体の代謝の状態をチェックします。
赤血球・白血球・血小板などの数値や形態から貧血・脱水・感染・炎症などがないかチェックします。
腎・泌尿器疾患の初期検査や全身状態をチェックするのにとても重要です。
尿の濃さや糖、タンパクなどが出ていないか、膀胱炎の徴候がないかなどチェックします。
寄生虫の有無や、消化吸収の状態などをチェックします。
骨や関節異常、臓器の大きさや形の異常、腫瘤などがないかチェックします。
レントゲン検査では分からない臓器の状態や動きをチェックします。
監修:岐阜大学 名誉教授 鬼頭 克也 先生
犬の健康診断はどこで受けられるの?
犬の健康診断は、動物病院で受けることができます。
動物病院では、血液検査やX線(レントゲン)検査、エコー(超音波)検査などの詳細な検査が可能です。
獣医師が問診や検査結果に基づいて適切なアドバイスや治療を行ってくれます。

犬の過去の病歴やワクチン接種履歴、フィラリア予防薬、ノミ・マダニ駆除薬の投与履歴などを管理してもらえるため、継続的なケアがしやすくなります。
健康診断だけでなく、予防接種やフィラリア予防薬、ノミ・マダミ駆除薬の処方、避妊・去勢手術の相談なども併せて行えます。
是非、通いやすさや動物病院の先生との相性、設備専門性なども踏まえて、愛犬のかかりつけ動物病院を見つけておきましょう。
犬の健康診断の費用はどれくらい?
犬の健康診断の費用は、診断の内容や検査項目、追加される検査、動物病院の設備や地域によって異なります。
また、健康診断を手軽に受けられるよう、パッケージプランや割引キャンペーンを提供していることがあります。
犬の健康診断の費用は、大きく「基本的な健康診断」と「詳細な健康診断」に分けることができます。
| 費用の目安 | 6,000~12,000円以上 *1 |
|---|---|
| 主な内容 | 問診(飼い主から犬の状態を聞く)、身体検査(視診や触診、体重測定、聴診など)、基本的な血液検査(貧血、肝臓・腎臓の数値チェックなど) |
| 特長 | 主に若齢犬や健康な犬に適したシンプルな検査コース。異常が見つかった場合には、追加検査が必要になることがあります。 |
*1 動物病院によって価格や内容は異なります。詳細はかかりつけの動物病院にお問い合わせください。
| 費用の目安 | 15,000~50,000円以上 *1 |
|---|---|
| 主な内容 |
基本的な健康診断の内容に加えて、以下のような追加検査が含まれる場合が多いです。
|
| 特長 | シニア犬(高齢犬)や持病がある犬、慢性疾患のリスクが高い犬種に適します。 包括的な検査で全身の健康状態を把握できるため、早期発見に繋がります。 |
*1 動物病院によって価格や内容は異なります。詳細はかかりつけの動物病院にお問い合わせください。
がんや特定疾患のリスク検査(例:がんに対する血液検査) 10,000~30,000円以上。
- 心臓の検査(例:心エコー検査、心電図、レントゲン検査など)10,000~20,000円以上。
- アレルギー検査(専門血液検査):20,000~30,000円以上。
- * 動物病院によって価格や内容は異なります。詳細はかかりつけの動物病院にお問い合わせください。
犬の健康診断で がん はわかるの?
一般的な犬の健康診断だけでは、がん(腫瘍)を早期に発見する事は難しいですが、別途、特定の動物病院で実施している「犬のがん検診」を組み合わせることでより見つける確率を上げることが可能です。
監修:富士フイルムVETシステムズ株式会社 社内獣医師













