Print Serverの使い方

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サーバーOSについて

GX Print Server 2およびSW Upgrade Kitを導入したGX Print ServerのOSは、Windows 10 IoT Enterprise 2016 LTSBです。

ユーザーアカウントとログイン

Windowsのアカウント

2種類のユーザーアカウントがあります。

ユーザーアカウント デフォルトのログイン名
ユーザー P-User
管理者 P-Server

通常、Print ServerはWindowsユーザーでログインして運用しますが、Windowsの設定変更やアプリケーションのインストールなどをするときは、Windows管理者でログインし直してください。

デフォルトでは、自動ログイン機能が有効になっています。セキュリティー強化のため、自動ログイン機能を解除することをお勧めします。

参照

アカウントのパスワードを変更する方法や、デフォルトのパスワードは、『GX Print Serverユーザーズガイド - サーバー設定編』の「1 Print Serverの設定」を参照してください。

Print Stationのアカウント

3種類のログインレベルがあります。

ログインレベル デフォルトのログイン名
ユーザー User
オペレーター Operator
管理者 Administrator

デフォルトでは、Print Serverの電源を入れると、ログインレベルが「ユーザー」で起動します。ログインレベルを変更する場合は、ログアウトしてから別のログインレベルでログインします。

Print Serverのソフトウェア「Print Station」の機能を制限なく使用するには、管理者でログインします。

メインウィンドウ(GX Print Server 2)

メインウィンドウ

① サイドバーメニュー

タイトルバーのメニュー表示をクリックすると、サイドバーメニューが表示されます。非表示をクリックすると非表示になります。

[自動で閉じる]にチェックを付けると、項目を選択したときにサイドバーメニューが非表示になります。

各項目の右側にある[>]をクリックすると、サブメニューが表示されます。

サイドバーメニュー

② リンクメニュー

  • ログイン/ログアウト
    ログインしているユーザー名(ログインレベル)と、ログインレベルのアイコンが表示されます。
    ユーザー(ユーザー) オペレーター(オペレーター) 管理者(管理者)
  • システム操作(システム操作)
    Print Serverのシステム全般にかかわる操作ができます。
  • プリンター操作(プリンター操作)
    プリントの一時停止/再開、節電解除など、プリンターの操作ができます。
  • 設定(設定)
    Print Serverの環境設定など、管理者が行う操作ができます。
  • ヘルプ(ヘルプ)
    Print ServerのPDFマニュアル(ユーザーズガイド)、ライセンス、バージョン情報が表示されます。
  • ウィンドウ(ウィンドウ)
    Print Serverのウィンドウサイズを変更できます。

③ ステータスカラーバー

プリンターの状態とメッセージが色分けされて、表示されます。

  • プリンターの状態
    バーの色とアイコンで状態が分類されます。
    種類 状態とメッセージ
    情報 プリント可能
    青バー
    警告 警告メッセージあり
    黄バー
    エラー エラーメッセージあり、プリント不可
    赤バー
  • エラー、または警告メッセージ
  • 節電解除
    プリンターが節電モードのときに表示されます。
    節電モードが解除されます。
     
  • プリント停止(プリント停止)
    プリントを一時停止します。
     
  • プリント再開(プリント再開)
    一時停止したプリントを再開します。
     
  • 処理中ジョブのサンプルページ出力(処理中ジョブのサンプルページ出力)
    プリンターの一時停止中、処理中ジョブの先頭ページのサンプルプリントができます。
補足
  • クライアントPCのPrint Stationでは表示されません。
  • 処理中リストの先頭ジョブに権限を持つユーザーだけが操作できます。

④ ステータス表示エリア

左端の上/下で表示幅を3段階(大、小、非表示)に、右端の左でL字形に表示を切り替えることができます。デフォルトの幅は、表示「小」です。 

ステータス表示エリア

  • ステータス
    接続するプリンターの状態、プリント中のジョブの進捗状況(プリントページ、残り時間)が表示されます。 表示「大」のときは、プリント中のジョブのプレビューも表示されます。
  • 用紙トレイ
    用紙残量が表示されます。 用紙トレイをクリックすると、ストックの情報が表示されます。
  • トナー
    トナーの残量が表示されます。
  • 消耗品
    [ ∨ ]をクリックすると、消耗品、HDD、排出トレイの状態が表示されます。
    ・HDD
     ハードディスクのリソースエリアと入/出力スプールエリアの使用率が表示されます。
    •  - Rsc:Print Serverのリソース領域の使用率が表示されます。
    •  - Input:ジョブがスプールされる領域の使用率が表示されます。
    •  - Rip/Ras:RIPデータが保持される領域の使用率が表示されます。
補足

使用率が90%を超えると、エラーが表示されます。 エラーが表示されたときは、各リソース(Rsc)、ジョブ(Input)、RIP 済みのジョブ(Rip/ Ras)を削除してください。

⑤ ショートカットエリア

Print Stationの機能をショートカットとして登録し、ワンクリックで実行できます。

ショートカットエリア

  • 開く(開く)
    現在表示されていないショートカットを選択できます。
  • 編集(編集)
    ショートカットエリアに表示される機能を編集します。
  • 表示形式の変更(表示形式の変更)
    ショートカットエリアに表示されるアイコンの形式を変更します。

⑥ コンテンツエリア

サイドバーメニューやショートカットエリアで選択された情報が表示されます。

メインウィンドウ(GX Print Server 1)

メインウィンドウ

① ログインレベル、リンクメニュー

ログインしているユーザー(ログインレベル)とPrint Stationのメニュー(リンクメニュー)が表示されます。リンクメニューからは、Print Serverのシステム全般にかかわる操作ができます。

② ナビゲーションバー

各項目をクリックすると、コンテンツエリアの表示が切り替わります。

また、[ステータス]以外では、ショートカットエリアで選択した項目によって、表示が切り替わります。

リンクメニューの[設定]→[ナビゲーションバーの最小化]にチェックを付けたときは、プルダウンメニューで表示されます。

③ ステータスカラーバー

プリンターの状態とメッセージが色分けされて、表示されます。

  • プリンターの状態
    バーの色とアイコンで状態が分類されます。
    種類 状態とメッセージ
    情報 プリント可能
    青バー
    警告 警告メッセージあり
    黄バー
    エラー エラーメッセージあり、プリント不可
    赤バー
  • エラー、または警告メッセージ
  • プリント停止(プリント停止)
    プリントを一時停止します。
  • プリント再開(プリント再開)
    一時停止したプリントを再開します。

④ コンテンツエリア

ナビゲーションバーで選択された情報が表示されます。

⑤ ジョブの一覧ペイン

[ジョブの一覧]をクリックすると、処理中、またはエラージョブを表示/非表示できます。ジョブは最大15,000件まで表示されます。

ジョブの一覧

  • 処理中
    プリント待ちジョブの情報(サムネイル、ジョブ名、受信開始日時、ファイルサイズ)とステータスを確認できます。
  • エラー
    エラージョブの情報(サムネイル、ジョブ名、受信開始日時、ファイルサイズ)を確認できます。
補足

[ジョブ管理]では、一覧はコンテンツエリアに表示されているため、[ジョブの一覧]は表示されません。

⑥ 消耗品ペイン

[消耗品]をクリックすると、消耗品の状態を表示/非表示できます。
各エリアにはアイコンが表示され、次の情報を確認できます。

  • トナー
    各トナーの残量が表示されます。
  • 用紙トレイ
    各トレイの用紙残量、用紙情報が表示されます。
  • 排出トレイ
    各トレイの状態が表示されます。
  • その他の消耗品
    その他の消耗品の状態が表示されます。
  • HDD
    ハードディスクのうち、リソースエリアと入/出力スプールエリアの使用率が表示されます。
    •  - Rsc:Print Server内のリソース領域の使用率が表示されます。
    •  - Spool:ジョブがスプールされる領域の使用率が表示されます。
    •  - Output:RIPデータが保持される領域の使用率が表示されます。
補足

使用率が90%を超えると、エラーが表示されます。
エラーが表示されたときは、各リソース(Rsc)、ジョブ(Spool)、RIP済みのジョブ(Output)を削除してください。