Microsoft Office 2016から作成したDocuWorks文書において、文字の間隔が狭まったり、文字が重なって表示される

登録日: 2017年3月9日
最終更新日: 2017年6月30日
コンテンツID: 00500

DocuWorks 8

本現象は、下記の対象フォントがインストールされていない環境で、対象フォントを含むDocuWorks文書を表示すると発生します。

対象フォント

  • 游ゴシック
  • 游明朝
  • Segoe UI Historic

"游ゴシック"フォントは、Microsoft Office 2016で標準フォントとして使用されています。このため、Microsoft Office 2016のアプリケーションで、この標準フォントを使用して作成したアプリケーション文書をDocuWorks文書に変換した場合、本現象が発生する可能性があります。

以下のOSは対象フォントが標準フォントとしてインストールされておらず、本現象が発生する可能性があります。

  • Windows 7 (32ビット) 日本語版 [Service Pack なし/1]
  • Windows 7 (64ビット) 日本語版 [Service Pack なし/1]
  • Windows Server 2008 x86 Edition 日本語版 [Service Pack 2]
  • Windows Server 2008 x64 Edition 日本語版 [Service Pack 2]
  • Windows Server 2008 R2 日本語版 [Service Pack 1]
  • Windows Server 2012 (Datacenter/Standard) 日本語版 [Service Pack なし]

ただし、上記OS環境でも「Microsoft Office 2016」や「対象フォントのフォントパック」等で、対象フォントがインストールされている環境では、本現象は発生しません。

また、Windows 8.1以降のOSは、対象フォントが標準フォントとしてインストールされているため本現象は発生しません。

下記のいずれかの回避策を実施下さい。
文字の間隔が狭まったり、文字が重なったり表示される現象は発生しなくなります。

回避策1. お使いのパソコンに「游ゴシック 游明朝フォントパック」をインストールする

  • 注記Segoe UI Historicフォントを含むDocuWorks文書にはこの回避策を実施できません。

下記のサイトから「游ゴシック 游明朝フォントパック」をインストールし、DocuWorks文書を表示してください。

[Microsoft社ダウンロードセンター]

游ゴシック 游明朝フォントパック

游ゴシック、游明朝フォントを持たない環境でも、Microsoft社から提供されている「游ゴシック 游明朝フォントパック」をインストールすることで、游ゴシック 游明朝フォントを表示できるようになります。

回避策2. 対象フォント以外の標準フォントを使う

アプリケーション文書を開いて、対象フォントの書体が指定されたすべての文字を"MSゴシック""MS明朝"など標準フォントの書体に変更した後、DocuWorks文書を作成してください。

回避策3. DocuWorks文書作成時に文字情報を図形データに変換する

DocuWorks文書を作成する際、文字情報を画像データに変換することで対象フォントを含まないDocuWorks文書を作成可能です。

操作方法は次のとおりです。

  1. DocuWorks Printerの[印刷設定]ダイアログ(下図参照)を開く。
  2. [印刷設定]ダイアログ - [画質]タブ - [テキストの設定]グループボックスにおいて、[すべての文字を図形データに変換する]を選択する。
  3. [テキスト情報を埋め込む(Ver.7文書)]をチェック
  4. DocuWorks Printerの[印刷設定]ダイアログで[OK]ボタンをクリックする。