富士フイルムロジスティックスは富士フイルムグループの物流機能会社として、インスタントカメラ・フィルム、デジタルカメラ、化粧品などのコンシューマー製品から、メディカルシステム・医薬品、高機能材料、グラフィックシステム、記録メディア、複合機・プロダクションプリンターといったB to B製品など、幅広い製品・関連部材の物流設計から輸送を富士フイルムグループ各社と一体となってグローバルに展開しています。
![[画像]物流に関わるさまざまな業務をコーディネート](https://asset.fujifilm.com/www/ffl/files/2021-03/997c9e5986ce110619cd849dc7fa9a00/fig_what-we-do_02.png)
現場に立脚した最先端の管理ツールを駆使したグループ物流の最適化、グループ各社運送物の共同配送、倉庫・物流拠点の統合、倉庫と管理部門(事務所)の隣接化による物流効率アップなど、現場視点に基づく提案力で、富士フイルムグループ全体への利益貢献も目指しています。
![[画像]富士フイルムグループの物流機能会社](https://asset.fujifilm.com/www/ffl/files/2021-03/c51ac67715e4199f0fc66e8905122b64/fig_what-we-do_03.jpg)
「ノンアセット型・3PL」だからできるベストな物流設計
「ノンアセット型・3PL」だからできるベストな物流設計
当社の大きな特徴は、物流会社でありながら倉庫もトラックも持たない「ノンアセット型」であること。荷主であるグループ会社(1st Party)、倉庫や輸送などを請け負うパートナー企業(2nd Party)の間に立ち、最適な物流プランを設計・指示する「3rd Party Logistics(3PL)」―富士フイルムグループの物流情報を踏まえ、300社以上のパートナー企業と連携し、“物流コンサルタント”として、多様な物流手段を組み合わせてベストな物流プランを提供し、お客さまが必要なものを必要なときにモノを届けるQCDを実現しています。そして、社会課題であるCO2排出量削減実現なども図っています。

物流のトータルコーディネートでSCMに貢献
物流のトータルコーディネートでSCMに貢献
IT(情報技術)の高度化に伴い、ロジスティクスも「インテリジェント化」しています。資材や部品の調達から製品の生産、梱包・保管・配送という従来の物流を市場の動きと同期しながら効率を最大化させるロジスティクスへと再構築する戦略は、SCM(サプライチェーンマネジメント)の推進など、企業戦略の根幹を成すものです。そこで、脚光を集めたのが「3PL」です。これは米国で提唱されたコンセプトで、企業の物流アウトソーシングを引き受け、ロジスティクスの設計から改革に着手し、企業に最適な物流システムを提案すると、さまざまな企業が連携するSCM上での役割が注目されています。

富士フイルムロジスティックスは、時代に先がけて「コアコンピタンス経営」を指向し、間接部門統合やアウトソーシングなど今では常識となっている企業戦略の下、富士フイルムグループ全体のロジスティクスをシステムインテグレーター、「富士フイルムグループの物流コンサルタント」の視点で各種製品・サービス品の物流構築・運用を行っています。多種多様な物流経験で培った豊富なノウハウとスピーディーな行動力を単なる運搬手段の提供だけでなく、メーカーからユーザーに製品を届ける流通経路から使用済み製品の回収・廃棄まで、物流のすべてをコーディネート。製品の不良在庫や欠品を大幅に削減し、物流効率を最大限に発揮。物流コストの圧縮に大いに貢献しています。それらすべてが富士フイルムロジスティックスの「ロジスティクスパワー」です。
富士フイルムロジスティックスの物流改革による富士フイルムグループシナジー
富士フイルムロジスティックスの物流改革による富士フイルムグループシナジー
1.中央拠点における共同物流に関するコストダウン
●中央拠点の運営コストダウン
富士フイルムの工場で生産された製品を保管し、全国に向けて出荷する中核倉庫(中央拠点)を4カ所から1カ所に集約して、倉庫保管面積や製品の入出荷作業人数を減らし、中央拠点の運営コストを削減。
![[画像]拠点集約前後の物流経路](https://asset.fujifilm.com/www/ffl/files/2021-03/75ebe178ea16dfea6730d265da796516/fig_what-we-do_05.jpg)
●中央拠点から地区拠点への製品運送コストダウン
富士フイルム製品を中央拠点から地区拠点*へ運送する際、富士フイルムビジネスイノベーション製品を運送するトラックに富士フイルム製品を一緒に積んで運ぶことによって、トラック走行総距離や使用トラック総台数を減らし、運送コストを削減。
- * 地区拠点:各地域で製品をお客さまに向けて出荷する地区倉庫のこと。
![[画像]共同物流経路](https://asset.fujifilm.com/www/ffl/files/2021-03/4000b574cda2d6913e204ba7aad14bac/fig_what-we-do_06.jpg)
2.地区拠点における共同物流に関するコストダウン
●お客さまへの製品運送コストダウン
富士フイルム製品をお客さまへ運送する際、富士フイルムビジネスイノベーション製品を運送するトラックに富士フイルム製品を一緒に積んで運ぶことによって、使用トラック総台数を減らし、運送コストを削減。また、営業担当者による納品作業をなくし、本来の営業活動に専念できる環境づくりに寄与。
●地区拠点の運営コストダウン
富士フイルムグループ製品の地区拠点を統合して、倉庫保管面積や製品の入出荷作業人数を減らし、地区拠点の運営コストを削減。
![[画像]共同物流経路](https://asset.fujifilm.com/www/ffl/files/2021-03/d2ff5859faeedafaf36257b90a2a18fd/fig_what-we-do_07.jpg)
主な事業内容
各種製品物流サービス
富士フイルムグループ製品、および製造用部品、保守サービス用部品、消耗品などの配送、そして設置・回収まで、フレキシブルにトータルサポートしています。
サービス情報
輸出入代行業務
貿易(輸出入)に係る業務をトータルでサポートします。
サービス情報
包装ソリューションサービス
高い技術力に基づく包装ソリューションを提案しています。
サービス情報
- * 現在、富士フイルムグループ以外の試験受託は行っておりません。
新製品の開発支援サービス
物流品質の高い製品開発をサポートします。
サービス情報
共同配送サービス
さまざまな会社のニーズを満たしながら、最適なQCDを実現する配送サービスを提供します。
サービス情報
保温車両
寒冷地での精密機器物流をバックアップします。