がんを見つけるために動物病院では何をするのでしょうか?*1
- *1 記載されている検査設備やサービスは、すべての動物病院に完備されているわけではありません。
動物病院では、これらの検査を組み合わせてがんを見つけています。
ご家族に普段の様子や気になる症状を教えてもらう
異常がないか目視で確認
(呼吸状態の確認や異常な腫れがないかなど)
触ってわかる異常がないか確認
(リンパ節の腫れや異常なしこりがないかなど)
心音や肺音を確認
血液中の成分を確認
尿中の成分を確認
体内の臓器に異常がないか確認
異常があれば場所や大きさなどを確認
骨や臓器に異常がないか確認
両検査とも体の各部位を層状に撮影することで、
骨、筋肉、臓器など様々な組織の状態を詳細に確認
体の内部を直接確認
犬のがんに対する血液検査「Nu.Q® Vet Cancer Test」とは?
- *以下は富士フイルムVETシステムズが提供する犬のがんに対する血液検査「Nu.Q® Vet Cancer Test」の場合です。
- *すべての病院で本検査が受けられるわけではありません。かかりつけの動物病院までお問い合わせください。
犬のがんに対する血液検査は、2mlの採血のみで実施できます。
犬のがんに対する血液検査は、細胞破壊がおきた時に血液中に放出されるヌクレオソームという物質を測定します。「がん」によってたくさん細胞破壊がおきると血液中のヌクレオソーム濃度が高くなります。
ヌクレオソームの血中濃度により、現時点で身体のどこかに「がん」が隠れているリスクを3段階に分類します。
犬のがんに対する血液検査では、「がん」の種類は特定できませんが、がんのリスクを知ることができます。



結果に応じて、獣医師の判断により画像検査などの追加検査をおすすめします。
- * 詳しくはかかりつけの動物病院にご相談ください。
体内の臓器に異常がないか確認
異常があれば場所や大きさなどを確認
骨や臓器に異常がないか確認
体の各部位を層状に撮影することで、骨、筋肉、臓器など様々な組織の状態を詳細に確認
検査は2mlの採血のみで実施できます。
採取した血液検体を24時間以内に富士フイルムVETシステムの先進検査センター(東京都国分寺市)に届けて検査を実施します。
検査結果は約1週間~2週間でお伝えできます。
健康診断の一環として「がん」のリスクを知ることを目的としています。
普段の健康診断の血液検査に追加オプションとして実施することをオススメします。
- * 詳しくはかかりつけの動物病院にご相談ください。
現在、世界20か国以上で採用されている検査です。日本国内の動物病院では沖縄を除く約1,600施設(2025年11月現在)で犬のがんに対する血液検査が実施可能になっています。
- * 詳しくはかかりつけの動物病院にご相談ください。
- * 採血後24時間以内に検査が必要なため、現在沖縄県では取り扱っておりません。
がんは、一般的な血液検査だけでは見つからないことも多くあるため
がん検診を受けることをおすすめします。
また、普段からスキンシップを行うことで小さな変化に気づけるようにしましょう。
監修:富士フイルムVETシステムズ株式会社 社内獣医師
本記事は掲載日時点の情報であり、記事の内容や、施設名、所属、役職などは最新の情報とは異なる場合があります。













