- 様々なクライアントの求人広告を週単位でスピーディーに制作する必要があり、
品質管理や手作業による赤入れが負担となっていた - 求人条件や法令遵守のチェックも人手に頼る部分が多く、ヒューマンエラーのリスクがあった
- 生産性向上を目的にAIをいち早く取り入れたが、活用を拡大するためにより安全性の高いAIの仕組みを模索していた
- 原稿作成のスピードが大幅に向上したうえ、紙文化からデジタル化も進み、業務フローが合理化された
- 原稿の品質が上がり、確認プロセスが効率化されて「考えること」に集中できるようになった
- 社内データ漏えいの対策がされたAI環境を全従業員が安心して使えるようになり、業務改善の成果が社内表彰にも反映されるようになったことで、従業員のモチベーション向上と自発的な活用が促進された
- 用途に応じた複数の生成AIのスムーズな切り替えと直感的な使用感の良さ
- 情報セキュリティーを担保しつつ、社内データを安全に活用できる
- お客様と伴走し、多様な中から最適なサービスを的確に選定することのできる富士フイルムビジネスイノベーションジャパンの提案力
福岡市に本社を置き、30年以上にわたって、求人広告代理業を中心に企業の人材採用支援を行ってきました。メディアの多様化などを受けて、企業は人材採用のためにきめ細かな施策を講じることが必要になっています。より良い人材を確保するために、当社は市場の調査・分析や求人の応募受付の代行など、お客様の採用活動に関する全てを一貫してサポート。業務効率化のためのDXにも積極的に取り組み、社名の通り「クイック」なサービス提供を目指しています。
求人広告は、一般の販促用広告と異なり、広告主の依頼から完成原稿の入稿までの期間が圧倒的に短いことが特徴です。1本の広告の制作期間は長くても1週間で、場合によっては掲載の前日に依頼されることも。そうしたたくさんのご依頼をスピーディーに処理していくことが重要になります。また、記載する雇用条件など、内容の正確さや法令遵守も求められます。一方、多くの担当者が関わるなかで、広告コピーの品質を担保することも重要な課題でした。
ヒューマンエラーの発生を避け、品質を上げるためには、チェックを繰り返すしかありません。原稿の作成から入稿まで何度も校正と修正のラリーを行う必要があり、それを少しでも早く回すために夜勤スタッフと交代シフトを組んでいたほどです。1本の広告を作り上げるまでに何十枚もの原稿の束ができ、その厚さはホチキスでとめられないほどでした。加えて、近年は「スピード」や「量」がますます求められるようになり、スピード・量・品質のすべてを同時に確保するためには、今まで通りのやり方をしていてはいけないと危機感を覚えていました。
求人広告の制作業務を効率化する方法を探していたときに、ChatGPTが登場して話題になり始めました。早速試してみたところ、指示するだけでそれなりの原稿が一瞬のうちにできあがるのが衝撃的で、生産性が格段に向上すると感じましたが、情報システム部門は導入に慎重な姿勢でした。それでも、生成AIの導入は広告業界をガラッと変えると強く思っていたため、諦めずに社内データを外部AIに学習させるリスクなども考慮した法人向けのAIプラットフォームサービスを見つけ、生成AIの利用を開始しました。
その後、さまざまなLLM*1がリリースされる中、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン(以下「富士フイルムBIジャパン」という)が開催したフェアで担当者から紹介されたのが、「MANA Studio」でした。それまで使っていたAIサービスの“上位互換”ともいうべきもので、複数の生成AIを用途に応じて切り替えながら使えることや、簡単に作って活用できる「Buddy」というAIエージェントが提供されていること、また直感的に使える使用感の良さなどから「これは導入するしかない!」と胸が高鳴りました。社内データを安全に取り扱えるという点も、大きな安心材料でした。デモを通じて、利用シーンを具体的にイメージすることができましたし、当社にはどういった仕組みが最適なのか、富士フイルムBIジャパンの担当者が私たちと一緒に悩みながら検討してくれたので、最終的には自信を持って導入を決断することができました。
- *1 LLM(Large Language Model):大量のテキストデータを学習して、人間の言語を理解し生成できるAI
広告制作業務の形が大きく変わりました。以前は一つひとつの原稿を手作業で作り込み、何度も赤入れを繰り返していました。今では求人情報をデータとして処理し、AIが各案件に最適なベースとなる原稿を作成してくれます。一定の品質が担保された状態からスタートできるので、最終チェックや調整に集中できるようになりました。結果として、全体の生産性が大きく向上し、紙文化からデジタル化も進みました。
もちろん、最終的には人間が手を入れる必要がありますが、単純なチェックと修正作業のラリーは激減しました。残業や夜勤などもなくなり、社員の働き方も大きく改善されています。
広告制作以外でも部門に関わらず、データ集計・処理のためのマクロやプログラムの作成、会議の文字起こしから議事録の作成など、さまざまな業務に活用され、大幅な業務効率化が実現しています。時間に追われて発生しがちだったミスや品質低下が避けられるとともに、心理的な余裕が生まれて「考えること」に集中できるようになったと、社員からも好評です。
また、社内ではAI活用の事例共有や勉強会を定期的に開催し、部署ごとにリーダーが現場に即した使い方を発信。若手社員を中心に活用が進み、代表自らもAIを積極的に利用しています。現場の声を反映した自発的な取り組みが根付いており、KPIによる強制ではなく、成果を表彰することでモチベーション向上につなげています。
さらに、お客様から「前回これくらいのボリュームを依頼したけれど難なく処理してもらえたから、もっと頼んでも大丈夫ですか?」といったお話をいただくなど、“クイック福岡に頼めば何とかしてくれる”という安心感や期待感を持っていただけるようになり、顧客満足度の向上にも貢献しています。
MANA Studioは、「昨日より1秒でも作業の時間を縮めたい」と思っている人や企業こそ、向いているのではないでしょうか。作業に時間を費やすのはもったいないことです。AIを活用して時間の余裕を作り出すことができれば、いろんなことがうまく回り出すはずです。一方で、AIはあくまで業務を支えるツールであり、最終的な品質やお客様への価値提供は人が担う部分も大きいと考えています。MANA Studioは、そうした人の力を最大限に引き出すための強力なパートナーです。
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社 庄野 詠二
株式会社クイック福岡 DX推進部 部長 藤堂 豊 様
株式会社クイック福岡 企画・マーケティング部 リーダー 繁松 佑哉 様
株式会社クイック福岡 執行役員 西田 壮 様
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社 猿川 容一
AIによる作業効率化を進めることで、営業担当者がより多くのお客様と接点を持ち、個別ニーズに応える時間を創出したいと考えています。また、AI活用が当たり前になる組織文化の醸成を目指し、社内アプリ開発や教育コンテンツの充実にも取り組んでいます。今後も新しいAI技術やツールの情報を積極的に取り入れ「“クイック”福岡」という名にふさわしい日本一の生産性とサービス品質の企業を目指していきたいと考えています。
富士フイルムBIジャパンには、これからもAIに限らず最新のサービスや活用事例の情報をいち早く提供してもらいたいと願っています。ぜひともビジネスパートナーとして共に売上を10倍、100倍に拡大していきましょう。
- 業種
広告業
- 事業内容
広告代理業、採用部支援事業、リクルート正規代理店、Indeed認定パートナーGOLD
- 従業員
147名(2024年8月末日時点)
- 本社所在地
〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神1-11-1 ONE FUKUOKA BLDG. 14階
- URL
* 掲載内容は2025年12月時点の情報です













