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日本

機能性フィルム受託製造サービス

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ものづくり共創FACTORY

提供する生産プロセス技術

お客さまの課題解決と早期の量産化、受託製造に用いる生産プロセス技術を紹介いたします。
富士フイルムでは、写真フィルムを原材料から塗布液の作成、基材の作成、水系塗布、搬送、スリット加工まで、一貫して生産しています。その中で、最も重要な、水系・溶剤塗布技術と溶融製膜技術をお客さまに提供いたします。

生産プロセス

生産プロセス図

主要技術の紹介

富⼠フイルムの代表的な⽔系塗布機の紹介

「感光材料層」と「密着付与層」の⽔系塗布で、技術を磨いてきた2種類の塗布機を紹介いたします。

広幅バー塗布⽅式

2mを超える特殊な広幅バー塗布により、均⼀な薄膜の⽔系塗布を実現
その他の特長
  • 最⾼190℃乾燥⾵
  • 両⾯逐次2層塗布可能
  • 塗布直後から⾮接触浮上乾燥

<課題解決事例>

【お客さまの課題】⽔のような低粘度の塗布液を、薄く塗布したいが、均⼀な膜厚で塗れない。
解決策1
液の特徴に合わせた専⽤のバー塗布装置を⾃社開発しており、これを駆使して、均⼀な薄膜の⽔系塗布を2m超えの広幅で実現します。
解決策2
塗布前の表⾯処理や、インラインコート(基材内製時)で濡れ性を改質し、均⼀に⽋陥無く塗布しています。
【お客さまの課題】薄膜の機能層と、滑り性を付与する層を分けて重ね塗りしたい。この重ね塗りを⼀回の塗布で実現したい。
解決策1
1Passで両⾯2層、合計4層の薄膜⽔系塗布の付与ができるため、層の機能を分けた塗布が1回で可能です。
解決策2
最⾼190℃まで乾燥温度を⾼くできるため、膜の硬化反応を促進でき、界⾯の密着⼒も⾼めることができます。

スライド塗布⽅式

オリジナルの多層スライド塗布により、多層膜の⽔系塗布を同時かつ均⼀に実現
その他の特長
  • 低温乾燥
  • ⻑い乾燥炉(最⻑1600m)
  • 両⾯同時多層塗布

<課題解決事例>

【お客さまの課題】粒⼦を含む液を、膜の厚み⽅向で偏在させて機能を発現させたいが難しい。
解決策1
粒⼦の濃度が違う複数の塗布液を、同時重層で重ね塗りすることで、粒⼦の濃度と厚み⽅向の位置を制御した塗布を実現できます。
解決策2
乾燥⾵の⾵速、温度を調整して、粒⼦の偏在化を実現させます。
【お客さまの課題】多層の製品を1層づつ塗布しており、時間がかかり、⽋陥も増えて、困っている。
解決策1
同時重層塗布により解決できます。同時重層で塗布量が増加しますが、これにより⽣じ易くなるひび割れなどの⽋陥を低温乾燥で抑えることが出来ます。
解決策2
同時重層塗布により塗布量が増加することで、乾燥時間も⻑くなりますが、乾燥炉が⻑いため、塗布速度を落とすことなく、⽣産性を⾼く維持できます。

代表的な水系塗布設備の紹介動画

<課題解決事例>

【お客さまの課題】特殊樹脂の二軸延伸フィルムを作成したいが、出来るパートナーがいない
解決1
富士フイルムが培った製膜、延伸技術を活用し、お客さまの要求性能を満たすサンプル作成に対応します。
小スケールのシートサンプルから中スケールのロールサンプルそして生産期での大量生産とスケールアップに対応でき、お客さまの開発に貢献します。
【お客さまの課題】製膜だけでなく、混練やアニール、塗布での機能性付与を図れるパートナーが欲しい
解決1
富士フイルムでは、延伸技術だけでなく、混練技術やアニール技術に関しても高い技術力を持っています。
おさま様が困っている技術課題に対して、小スケールでの検証により課題の原因を明らかにすることで、お客さまのサンプルワークに貢献することもできます。
解決2
富士フイルムでは、製膜工程におけるインラインコートや、オフラインでのアニール処理が可能です。
接着性や帯電特性の付与、熱寸法安定性の向上に貢献します。

代表的な溶融製膜機の紹介動画

SPECIAL VIDEO

水系塗布技術は、環境と人に配慮した塗布技術です。
富士フイルムでは、写真フィルムを代表とする多くフィルム製品を、この水系塗布技術を生産してきました。お客さまの水系塗布処方 × 富士フイルムの水系塗布技術で、新たなフィルムを共創しませんか。

富⼠フイルムが写真フィルムで培った⽔系塗布を駆使して、
お客さまの塗布の課題を解決し、⽔系塗布の商品化を実現します。