感光層に新たな発色技術を導入することにより、露光後の画像コントラストが大幅に向上。
版面情報が見やすくなることで、仕分け作業が容易になり、印刷オペレーターの安心感も高まります。
プレート表面に、湿し水・インキによる機上現像の速度を制御するまったく新しい機能層を設けることにより、圧倒的な着肉性と現像安定性を実現。これにより、有処理プレートと同様の刷り出しが可能で、印刷機の稼働率向上や自動化が図れます。
印刷前の取り扱いにおいてプレートに軽微な擦れがあった場合でもキズがつきにくく*1、また、キズがついたとしても印刷物上で汚れにならないよう工夫することで、キズ汚れに対する耐性が向上*2。これにより、印刷物の品質安定化が図れます。
無処理プレートでは、画像視認性と耐刷性がトレードオフの関係となるため、従来、高い視認性を保持しながら有処理プレート同等の耐刷性を実現することが困難でした。ZXでは、新技術の投入により、これらの性能を高い次元で両立。枚葉UV機や輪転機による一般商業印刷はもちろん、紙器パッケージなどさまざまな印刷条件下において、有処理プレートと同等以上の文字・画像品質が安定的に得られます。
国内の吉田南工場での一貫生産により、バラつきのない高品質のプレートを安定供給。また、プレート露光後の経時安定性にも優れています。
独自の感光層技術により、高感度を実現。有処理タイプの『XP-F』と遜色のない、高い露光生産性が得られます。
定評ある富士フイルム独自の砂目技術により、汚れの発生を効果的に抑制。印刷機停止後の立ち上がりもスムーズです。
高精細な網点も安定して再現することが可能。品質にシビアなお仕事でも安心して無処理化を図ることができます。
視認性向上
これまでの無処理プレートでは、耐刷性と視認性がトレードオフになっていましたが、従来の発色剤に加え、新たな発色剤を導入することで、耐刷性と視認性の両立をより高いレベルで実現しました。
機上現像性(刷り出し性)向上
従来の保護機能に加え、現像速度を制御する機能を付与。インキ着け時は感光層へのインキ着肉を阻害しません。これによって、機上現像と初期の着肉を両立し、圧倒的な刷り出しの早さと安定性を実現しました。
耐キズ汚れ性向上
新開発のProcessless Gumming技術により、軽微なキズの入ったアルミ表面を親水化し、印刷時のインキの付着を抑制。キズ汚れの発生を防止します。
耐刷性向上
「マルチグレイン砂目(多段構造)」を無処理版の特性に合わせ発展させた新しい砂目をベースに、レーザー露光時の硬膜化効率を高める新技術を導入。これにより、露光部の感光層と支持体との密着性も向上し、有処理プレート同等の耐刷性を実現しました。