- 市町村合併に伴い、文書作成や情報共有の方法を統一し、職員が円滑に業務を進められる環境づくりが求められていた。
- Word、Excel、PDFなど異なる形式のファイルを扱う機会が多く、効率的に編集・管理できる環境が必要だった。
- 会議資料や行政文書を作成する際、複数のファイルを一つにまとめて共有・管理できる仕組みが求められていた。
- ペーパーレス化の推進や継続的な活用支援により、職員によるDocuWorksの利用が全庁へ広がり、文書作成や情報共有を支える標準ソフトウェアとして定着した。
- 財政課では、予算査定資料への付箋やマーカー、コメントなどのアノテーション機能の活用により、査定業務と情報共有を効率化した。
- 総務課では、異なる形式の文書の取りまとめやPDF変換、トレイ機能を活用した資料回収・情報共有により、文書管理業務を効率化した。
- 合併前に旧福田町、旧豊田町、磐田市の一部の部署で既に活用実績があり、職員から高い評価を得ていた。
- Word、Excel、PDFなど異なる形式の文書を一元的に扱え、資料の取りまとめや情報共有が容易だった。
- 他製品との比較検討の結果、操作性・機能性・コストパフォーマンスのバランスに優れていた。
静岡県西部に位置する磐田市は、豊かな自然環境と産業基盤を有し、スポーツ、ものづくり、農・水産業など多彩な魅力を持つまちです。ヤマハ発動機株式会社をはじめとする製造業が集積する一方、Jリーグのジュビロ磐田やジャパンラグビーリーグワンの静岡ブルーレヴズの本拠地としても知られ、スポーツ文化が根付いています。近年はデジタル技術を活用した行政DXにも積極的に取り組み、AI活用や企業との連携による実証実験など、新たな価値創出に挑戦しています。行政だけで課題を解決するのではなく、民間企業との共創を通じて市民サービスの向上と持続可能なまちづくりを推進していることが、磐田市の大きな特徴です。
グループ長 松下 隆 様
平成17年の市町村合併により、磐田市は旧磐田市、旧福田町、旧竜洋町、旧豊田町、旧豊岡村が一つの自治体となりました。それぞれの自治体で利用しているシステムや業務運用が異なる中、文書作成や情報共有の方法を統一し、職員が円滑に業務を進められる環境づくりが課題となっていました。また、会議資料や行政文書ではWord、Excel、PDFなど異なる形式のファイルを扱う機会が多く、これらを効率的に編集・管理できる仕組みも必要としていました。
市町村合併に伴い、全職員が共通して利用できる標準ソフトウェアの選定を進める中で、旧福田町や旧豊田町、磐田市の一部部署で利用実績があり、職員からの評判も高かったDocuWorksを採用しました。WordやExcel、PDFなど異なる形式のファイルを一元的に扱えることに加え、資料の取りまとめや情報共有を円滑に行える点も大きな魅力でした。最新版への更新時には他製品との比較検討も行いましたが、操作性・機能性・コストパフォーマンスを総合的に評価し、継続利用を決定しました。
DocuWorksは現在、磐田市の多くの部署で活用されており、文書活用や情報共有を支える共通基盤として定着しています。
DX推進課では、全庁的なペーパーレス化と業務効率化を推進するため、「ペーパーレス化アクションプラン」を策定し、会議資料や庁内通知の電子化、紙文書の削減に取り組んでいます。その結果、職員がデジタル文書を活用する機会が増え、各課が業務改善を進める中でDocuWorksの利用が全庁へ広がりました。
また、職員向けに「DX通信」を継続的に発信し、文書の電子化やPDF活用のポイント、庁内での活用事例などを共有することで、業務改善のきっかけづくりを行っています。さらに、DocuWorks 10へのバージョンアップ後は新機能の活用促進にも取り組んでおり、特にトレイ機能については、標準搭載されたことを機に資料提出や情報共有への活用方法を全庁へ周知し、部署間の文書受け渡しや回収業務の効率化を支援しています。単にツールを導入するだけでなく、継続的な情報発信や活用支援を通じて職員の業務改善を後押ししていることも、磐田市の特徴です。
財政課では、予算編成や予算査定業務を支える重要なツールとして活用しています。各課から提出される予算要求資料について、担当課へのヒアリング結果や確認事項を付箋やマーカー等のアノテーション機能で資料上に記録し、査定の経緯を残しながら業務を進めています。後から見返した際にも、査定の経緯や担当課とのやり取りを資料とあわせて確認できるため、情報共有や引き継ぎにも役立っています。
また、予算査定では金額だけでは判断が難しい案件も多くあります。施設の修繕や設備更新が必要な場合には、担当課から提出された図面や現場写真、参考資料などをDocuWorks上で一つにまとめ、必要な箇所へコメントや説明を加えながら査定資料を作成しています。口頭だけでは伝わりにくい内容も視覚的に整理して共有できるため、市長査定や予算編成に向けた説明資料としても活用しています。さらに、追加確認や修正が必要な場合には資料上に直接コメントを記載して担当課へ返却できるため、確認漏れの防止や業務の効率化につながっています。

財政課リンクフォルダ例

歳出予算見積書
総務課では、庁内の情報共有や、文書管理業務を効率化するためのツールとして活用しています。各課から提出されるWord、Excel、PDFなど形式の異なる資料をDocuWorks上で取りまとめることで、資料の整理や確認作業を効率的に行っています。また、文書管理システムへ登録する前段階の編集作業や編集後のPDF変換にも利用しています。
各課への調査依頼や資料提出を行う際には、DocuWorksのトレイ機能を活用しています。各課が提出用フォルダへ資料を格納すると通知を受け取ることができるため、提出状況をタイムリーに把握でき、提出完了の連絡や回収確認にかかる負担を軽減しています。短期間で複数部署から資料を集める業務も多く、庁内の情報共有や取りまとめ作業の効率化に役立っています。

総務部 総務課 文書法制グループ 主事 喜畑 萌人 様

「提出フォルダ」トレイで提出状況を把握
さらに、職員座席表の管理にもDocuWorksを活用しています。各課の座席表を1つのDocuWorks文書にまとめ、タイトルアノテーション機能を利用して目次(索引)を作成しています。目次一覧画面から「〇〇課」をクリックするだけで該当課の座席表ページへ移動できるため、目的のページを素早く参照できます。部署異動や組織変更による更新も容易で、庁内で共有する座席表の管理・運用効率向上に役立っています。
また、休日や夜間に市民から寄せられる問い合わせに対応する宿日直業務では、各課が個別に作成した対応マニュアルを総務課が取りまとめ、一つのDocuWorks文書にまとめています。宿日直担当者は、複数の資料を個別に探すことなく、必要な手順や問い合わせへの対応方法を一つの文書から確認できます。各課から提出された資料の追加や差し替えにも対応しやすく、必要な情報を確認できる仕組みとして活用しています。
DocuWorksは、複数の部署や関係者が文書を確認・編集しながら業務を進める組織に適していると思います。自治体業務では、WordやExcel、PDFなど異なる形式の資料を取り扱う場面が多くありますが、DocuWorksを活用することでそれらを一元的に管理しながら業務を進めることができます。
また、資料の確認や修正依頼、情報共有など、複数の担当者が関わる業務でも活用しやすいと感じています。実際に磐田市では、予算査定業務における担当課とのやり取りや、各課から提出される資料の取りまとめ、庁内での情報共有など幅広い業務で利用しています。部署ごとに異なる業務で幅広く活用できるため、組織全体で文書活用や業務効率化を進めたい自治体や企業におすすめできるツールです。
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社 矢崎 理子
磐田市 総務部 総務課 文書法制グループ 主事 喜畑 萌人 様
磐田市 企画部 DX推進課 DX・業務改革グループ グループ長 松下 隆 様
磐田市 企画部 財政課 課長 伊藤 豪紀 様
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社 平 康弘
磐田市では、AI活用や企業との共創による新たな挑戦を進めています。その一方で、こうしたDXを支えているのは、職員の日々の業務を効率化する地道な取り組みです。DocuWorksは、文書活用や情報共有を支える共通基盤として全庁に定着し、行政DXを支える存在となっています。これからも磐田市は、デジタル技術の活用と民間企業との共創を通じて、市民サービスの向上とより良いまちづくりに挑戦し続けます。
- 業種
公共
- 職員
984名(2026年4月現在)
- 本庁所在地
〒438-8650 静岡県磐田市国府台3-1
- URL


















