このコンテンツは医療従事者向けの内容です。
富士ドライケム IMMUNO AG ハンディ COVID-19 Ag の検体採取方法動画
監修:横田小児科医院 院長 横田俊一郎先生
鼻咽頭ぬぐい液の検体採取方法
監修:横田小児科医院 院長 横田俊一郎先生
鼻腔ぬぐい液の検体採取方法
富士ドライケム IMMUNO AG ハンディ COVID-19 Ag の使い方動画
- 本動画は概要説明です。ご使⽤前には、添付⽂書を必ず確認してください。
試料の調製⽅法
操作⽅法および測定結果の判定
富士ドライケム IMMUNO AG ハンディ COVID-19 Ag の使い方説明
重要な基本的注意
- 本品の判定が陰性であっても、SARS-CoV-2 感染を否定するものではありません。
- 検査に用いる検体については、厚生労働省より公表されている「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針」を参照してください。
- 診断は厚生労働省より発表されている医療機関・検査機関向けの最新情報を参照し、本品による検査結果のみで行わず、臨床症状も含めて総合的に判断してください。
- 鼻腔ぬぐい液を検体とした場合、鼻咽頭ぬぐい液に比べ検出感度が低い傾向が認められているため、検体の採取に際して留意してください。
- 検体採取及び取扱いについては、必要なバイオハザード対策を講じてください。
検査は水平な場所で行ってください。
冷蔵で保管されている場合は、15℃~30℃にしてからご使用ください。
1.検体の採取

一般的名称:SARSコロナウイルス抗原キット
販売名:富士ドライケム IMMUNO AG ハンディ COVID-19 Ag
承認番号:30300EZX00015000
製造販売元:富士フイルム株式会社:販売元:富士フイルムメディカル株式会社

届出番号:21B2X10012000027
測定には、
- 滅菌綿棒(F-RY)
- 抽出液
- 抽出液ノズル
- テストカートリッジ
が必要です。
- * 検体の採取は、必ず付属の滅菌綿棒(F-RY)をご使用ください。
下鼻甲介(外鼻孔から耳孔を結ぶ平面をイメージ)に沿わせながら、滅菌綿棒を鼻腔の奥に行き当たるまで挿入し、数回擦るようにして粘膜表皮を採取します。
滅菌綿棒を鼻腔に水平に沿って2cm程度挿入し、鼻甲介付近をゆっくり5回程度回転し、5秒程度静置して粘膜表皮を採取します。
2.試料の調製
- アルミシール
- 抽出液容器
- 抽出液
- ノズル
抽出液容器のアルミシールを剥がしてください。
検体を採取した滅菌綿棒の綿体部分を抽出液容器の底まで入れてください。抽出液容器の外から綿体部分をはさむように押さえ、10回程度回転させます。
ボトルの首下をつまみ、滅菌綿棒から液体を搾り取るようにして滅菌綿棒を抜き取ります。
抽出液ノズルを装着して容器を数回軽く揺すって充分混和し、試料とします。
3.操作手順
テストカートリッジの開封
アルミ袋からテストカートリッジを取り出してください。冷蔵している場合は、15℃~30℃にしてから開封してください。
15℃~30℃の環境でご使用ください。
- * テストカートリッジをアルミ袋から取り出す際、テストカートリッジを強く持たないでください。ボタン2やボタン3が押されて液が吐出する事で、検査に使用できなくなる場合があります。
テストカートリッジ各部名称


1cm上から1滴滴下
調製した試料の入った抽出容器から1滴を、試料滴下部に滴下します。
- * 【重要】判定に影響しますので滴下量1滴を守ってください。

ボタン2を完全に押し込む
試料が確実に染み込むことを確認し、ボタン2を押します。(ボタンが凹むまで完全に押し込んでください。)

GoNextがオレンジに変わるまで静置
オレンジ色に変わるまで10分~15分です。
- * ただし、低温環境・カートリッジ本体の低温・高粘性検体・試料過多により遅延する場合があります。
約20分を経過した場合、新しいカートリッジで再検査してください。

ボタン3を完全に押し込む
オレンジ色に変わった事を確認し、ボタン3を押します。(ボタンが凹むまで完全に押し込んでください。)
4.判定方法
判定部のラインの有無を観察し、判定を行います。
ボタン3を押した後、判定部のCにラインが視認されるまで、約1分 かかります。
陽性
判定部のCとTにラインが認められた場合

陽性例
陰性
判定部のCのみにラインが認められた場合

陰性例
- * CラインTラインは視認できれば有効です。
再検査
判定部のCにラインが認められない場合、判定は行えません。
再度操作方法を確認の上、新しいテストカートリッジで検査を行ってください。

再検査