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ニコ動物病院の外観

導入事例ニコ動物病院

動物病院における院内検査・外注検査の結果をWeb上に集約
~検査結果の管理業務が効率化し、結果の推移確認も容易に~

獣医師インタビュー

「どうぶつ」にも「ひと」にも優しい動物病院を目指し、予防医療から高度医療まで的確な診断と治療を提供するニコ動物病院。院長の信夫浩一氏に、受託検査結果閲覧システム「VETELOOP」と併用することで、院内外の検査結果をWeb上に集約できる院内検査結果管理システム「VETELOOP Plus」を導入した経緯や使用感などについてお話をうかがった。

VETELOOP(ベテループ):受託検査結果がWeb上で閲覧可能になるシステム

VETELOOP Plus(ベテループ プラス):「VETELOOP」と併用することで、院内外の検査結果【富士ドライケムシリーズ製品(一部を除く)と受託検査】をWeb上で集約するシステム

このコンテンツは獣医療従事者向けの内容です。

ニコ動物病院

院長 信夫 浩一 先生

院長 信夫 浩一 先生

ニコ動物病院の特長は

2014年に開業し、イヌ、ネコ、ウサギ、フェレット、ハムスターを診療対象としています。その中で、当院は一次診療の動物病院ではありますが、できる限り当院で診療を完結させることを目指し、院内検査の充実化を進めています。また、診療においては、ご家族さまとしっかりお話することや、常に複数の選択肢を提示することを大切にしています。

現在、使用している院内検査装置は

信夫 浩一 先生がお話される様子

富士フイルムの「NX600V IC」、「IMMUNO AU10V」を含めて、臨床化学分析装置、免疫反応測定装置、血球計算器、尿化学検査装置、尿沈渣分析装置、血液凝固分析装置、血液ガス分析装置などを使用しています。

院内で行う血液生化学検査の件数は

1件ずつの項目数は異なりますが、検査件数としては1日に10件程度、年間で約3,500件の化学分析検査を行っています。

院内検査と外注検査の使い分けは

院内検査を基本としていますが、健康診断については、ご家族さまの繁忙期の待ち時間短縮のメリット等を考慮して外注検査を利用しています。また、細菌培養やPCR検査など院内で測定できない検査項目は外注しています。

VETELOOP Plusを導入した経緯は

従来は紙カルテで運用していましたが、過去の検査結果を探す手間がかかることなどに課題を感じていました。そうした中で、2023年の電子カルテ導入に際して、検査結果の管理もシステム化したいと考えて、検討を開始しました。

検査結果の管理については、電子カルテで行う方法もあります。しかし、当院が導入した電子カルテは大規模施設向けの高機能の製品ではなく、一定の機能制限がある製品でした。そこで、コストを抑えながら、検査結果の管理をシステム化できるVETELOOP Plusに魅力を感じ、導入を決めました。

VETELOOP Plusの使用感は

導入後は、富士フイルムのNX600V ICとIMMUNO AU10Vの検査結果は自動でWeb上にアップロードされ、外注検査の結果と合わせてVETELOOPで確認ができるようになりました。当院には4名の獣医師がいて、複数の電子カルテ端末がありますが、誰がどの端末を使用していても、Web上に集約された検査データに容易かつ迅速にアクセスできるメリットは大きいと思っています。

また、VETELOOP Plusを導入したことで、手書きによるデータ入力や検査結果を出力した用紙の管理等が不要になり、入力ミスや用紙の紛失などのヒューマンエラーがなくなると同時に、業務が効率化したと実感しています。

VETELOOPで結果を確認する信夫院長

ニコ動物病院が運用する
臨床化学分析装置「富士ドライケムNX600V IC」
免疫反応測定装置「富士ドライケム IMMUNO AU10V」

VETELOOP Plusのサンプル画面

VETELOOPの使用感は

検査結果の表示が見やすく、特に肝臓や腎臓の疾患等で経時的な変化を追う場合は、トレンドグラフによって時系列での推移が分かりやすいと感じています。その際、富士フイルムの院内検査装置と受託検査サービスは参考基準範囲が共用化されているので、院内と外注を併用しているケースでも、スムーズに推移を確認することができます。

また、検査結果をご家族さまにお知らせする場合、従来は説明用の資料を作成して、そこに検査装置から出力した用紙を貼り付けていました。現在はVETELOOPからプリントアウトした報告書をご家族さまへの説明に活用していて、文字のサイズも小さすぎず、見やすいと感じています。

VETELOOP Plusの導入前後のサポートについては

導入時だけでなく、導入後もしっかりとサポートしていただいているので助かっています。そうした手厚いサポートのおかげもあり、VETELOOP PlusとVETELOOPは日々の診療において「なくてはならないもの」になっています。

VETELOOP PlusおよびVETELOOPの導入効果が高いと考えられる施設は

VETELOOP PlusとVETELOOPは、獣医師が2~3名程度の規模で、電子カルテのコストを抑制しながら検査結果の管理をシステム化したい動物病院に向いているように感じています。一方で、紙カルテの使用を継続する場合でも、院内と外注の検査結果をデジタルデータとして集約して管理することで、業務の効率化やデータの紛失防止等のメリットが得られるので、紙カルテと併用するのも良いかもしれません。

今後、富士フイルムに期待することは

富士フイルムは、ここ数年で新しい検査サービスを次々に提供されている印象があります。今後も、そうした新しい検査の提供に取り組むとともに、装置・システムの使いやすさをさらに向上させていただければと期待しています。

ニコ動物病院の外観

ニコ動物病院(東京都板橋区)導入サービス・システム

  • 院内検査結果管理システム「VETELOOP Plus」
  • 受託検査結果閲覧システム「VETELOOP」
  • 臨床化学分析装置「富士ドライケムNX600V IC」
  • 免疫反応測定装置「富士ドライケム IMMUNO AU10V」

基本情報

富士ドライケム NX600V IC

販売名

富士ドライケム NX600V IC

届出番号

2動薬第1722号

富士ドライケム IMMUNO AU10V

販売名

富士ドライケム IMMUNO AU10V

届出番号

23動薬第1450号-2