このコンテンツは医療従事者向けの内容です。
繰り返し演算を応用して、金属アーチファクトを軽減する技術です。
部位や目的に応じて強度を選択できます。


息止め練習時の心拍数範囲を取得し、心電情報をもとに撮影条件と画像再構成条件を自動算出する機能*1です。撮影条件設定は、使い勝手を重視した「オート」や自由に条件をカスタマイズする「マニュアル」など、目的に合わせた使い方が選べます。
- *1 使用する条件により、操作者の確認、設定、調整が必要です。
CardioHarmony
撮影後、心位相ごとに作成された画像から心臓全体の動きの量を抽出し、これが最小となる位相を適切な心位相としてシステムが自動的に算出*2します。心臓CTのワークフローでボトルネックとなる適切な心位相の検索時間が短縮可能です。


スキャン中の心拍数が37~72bpmに変化し、静止位相を検索することが困難な例ですが、CardioHarmonyを使用することで簡単に位相検索できます。
- *2 算出される条件は操作者による確認、調整が必要です。
- * 掲載している臨床画像の一部は、全身用X線CT診断装置 SCENARIA(認証番号:221ABBZX00081000)で撮影した画像を処理したものです。
IntelliEC Cardiac
管電流の変調を最大2相まで設定することができ、心臓CT検査の低被ばく化が可能です。


120kV,0.35s/rot, Pitch 0.17, Intelli IP Lv3
- * 掲載している臨床画像の一部は、全身用X線CT診断装置 SCENARIA(認証番号:221ABBZX00081000)で撮影した画像を処理したものです。
寝台は最大200mm移動するため、被検者に触れることなく、関心部位をよりスキャンFOV中止付近に配置することができます。従来、被検者の関心部位がスキャンFOV中心からずれた位置でスキャンした場合、関心部位を再構成中心に合わせるためにポストリコンが必要となりますが、寝台横移動を用いることで、ポストリコンは必要なく*3、検査時間の改善も期待できます*4。また、一般的に回転中心に撮影部位をポジショニングすることで、画像の空間分解能の向上が期待できます。更に、Tiltスキャンとの連携が可能になり、寝台の横方向の自由度が高まりました。頭部撮影において寝台横移動により頭部を回転中心付近に移動し、線量補償フィルタを標準からスモールに切り替えた場合、CTDIvolは少なくとも8.0%低減します*5。
- *3:横移動により撮影対象部位FOV中心に配置できる場合に限る
- *4:被検者が寝台に寝てから、スキャン終了までの時間
- *5:管電圧120kV、管電流300mA、スキャン時間1.0s、0.625mm×32の場合