体表腫瘤、各種臓器病変、貯留液(胸水、腹水、関節液、CSFなど)、洗浄液(BALなど)等の診断に用います。病院内でスライドを作成し、ご提出ください。詳細なスライドの作成方法や注意事項は「血液塗抹ガイド」をご覧ください。
- 項目名
細胞診
- 材料
未染色スライド(未固定/固定済)、染色済スライドのいずれか
- 保存方法
室温保存
- 報告日数
3~7
白血球、赤血球、血小板それぞれにおける血液細胞の密度、形態変化、病原体、腫瘍細胞の有無などを包括的に観察します。目視分類での白血球分画も同時に測定します。CBCで異常値がみられ、原因を追究したい場合や、血液内科疾患を疑う場合にご依頼ください。
CBCの結果を添付し、院内で作成した血液塗抹のスライドをご提出ください。複数枚ある場合は未固定スライドを提出していただくか、EDTA全血を同時にご提出していただくと、必要に応じて特殊染色を実施することも可能です。
- 項目名
血液塗抹診断*1
- 材料
未染色スライド(未固定/固定済) 、染色済スライドのいずれか
- 保存方法
室温保存
- 報告日数
3~7
- *1 血液塗抹、骨髄塗抹に関しては、必要に応じて(急性白血病やMDSの分類など)特殊染色を実施することがあります。標本が複数枚ある場合は、一部を未染色・未固定でご送付頂ければ、必要な場合にこちらで追加の特殊染色を行うことが可能です。血液であればEDTA全血でも可能です。
CBC検査の結果のみでは血球減少症や血球増加症がある場合、異常細胞が出現している場合などに、原因を追究するための検査です。CBCデータを添付し、同日の血液塗抹標本を同梱してください。複数枚ある場合は未固定スライドを提出していただくと、必要に応じて特殊染色を実施することも可能です。
- 項目名
骨髄塗抹診断*2 *3
- 材料
未染色スライド(未固定/固定済)、染色済スライドのいずれか
- 保存方法
室温保存
- 報告日数
3~7
- *2 血液塗抹、骨髄塗抹に関しては、必要に応じて(急性白血病やMDSの分類など)特殊染色を実施することがあります。標本が複数枚ある場合は、一部を未染色・未固定でご送付頂ければ、必要な場合にこちらで追加の特殊染色を行うことが可能です。血液であればEDTA全血でも可能です。
- *3 骨髄塗抹診断については、同日の末梢血塗抹を参考スライドとして添付してください。別途料金は発生しません。なお、骨髄液での受託は行っておりません。