先進・独自の技術力
さまざまな事業分野への進出を可能にする、富士フイルムの広範かつ多彩な技術をご紹介します。
コア技術について
基盤技術を基に生まれた、持続的に競争優位性を築くための核となる技術です。
新たな価値を共に創る、「共創」の核となり得る技術です。
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原子・分子の制御をベースとした多種多様な粒子設計技術
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粒子形成に適したプロセス技術とその量産化技術

粒子設計例
原子・分子レベルの制御メカニズムの理解をベースとした多彩な物質の粒子設計

エンジニアリング技術
多様な粒子形成プロセス技術とその量産化スケールアップ技術及び生産技術
将来への可能性

素材/形状/サイズ変更によってまったく異なる特性の現実と多用途展開
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キーとなる物質の有機分子設計力
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複雑な反応をコントロールする処方設計力

分子設計力

エンジニアリング技術

光と色を自在にコントロールする
将来への可能性

市場の多様化に対応し、新たな分野で活用できる新素材への応用
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キーとなる物質の有機分子設計力
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複雑な反応をコントロールする処方設計力
分子設計力

エンジニアリング技術

フォトポリマー技術

将来への可能性

市場の多様化に対応し、新たな分野で活用できる新素材への応用
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高反応性(高感度・高選択性)と安定性(使用前の保存性、反応後の安定性)の両立
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幅広い技術を総合的に活用した、多種多様な材料や商品への応用

インスタント写真技術 (チェキ)
写真の画像形成はハロゲン化銀を金属銀へ変化させる、還元反応をトリガーとした連続反応です。
インスタントカメラは小さなカードの中に画像形成の仕組みが含まれており、
長年の写真技術で培われた酸化還元制御技術が集約されています。

活性酸素のコントロール技術
写真プリントを色あせから守るために開発してきた「活性酸素のコントロール」技術を、
紫外線による肌の酸化を抑えるために活用し、化粧品分野へ展開しました。
現在は、4000種以上の抗酸化成分を所有し、自在に使いこなしています。
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ナノ領域を可能にする分散剤、分散素材の多様さ
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無機粉末/有機粉末/オイルなど、多様な素材に対応

ナノ領域での分散
微細化による、透明性や浸透性の向上

多様な対象物に対応
素材や用途に応じて、様々な分散剤やプロセスを自社設計
将来への可能性

高密度化、高機能化、さまざまな分野への展開
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材料/支持体/分散/塗布/乾燥/搬送/品質保証のトータル技術を有する
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多様な塗布液(水溶媒系、有機溶剤系)と塗布支持体(5µm厚~400µm厚)に対応
材料から品質保証のトータル技術

製品に合わせた精密塗布方式を開発

将来への可能性

高機能フィルムへの移行
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溶液/溶融製膜により、様々なポリマーのフィルム成形が可能
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材料の設計・処方から加工までの各プロセスが連携

溶液製膜技術
溶剤に溶かした原料を、フィルムに成形して乾燥し、(ロールに)巻き取ります。

共流延技術で均一に多層化し、面状改良や高機能化が可能

さまざまなポリマーで3次元構造のフィルム成形が可能

溶融製膜技術
熱で溶かした原料をフィルムに成形して冷却し、(ロールに)巻き取ります。
両面に多様な機能層を付与することができます。
将来への可能性

ロードマップ
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ナノメートルオーダーでの形状精度の追及
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材料の幅(プラ/ゴム/ガラス/セラミック)と、成形技術の幅(射出/熱硬化・光硬化/圧縮/押し出し)が広い
精密成形を支える6つの技術

将来への可能性

材料、成形技術の多様化
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的確に制御された撮像素子と光学系を用いることで、従来撮像することが難しかったものを、より高画質に撮像可能
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撮像に欠かせないレンズ、イメージセンサー、信号処理プロセサーをすべて自社で開発
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撮像後も情報解析を含めたトータルソリューションを提供

高画質化へ向けた取り組み
イメージセンサーを自社開発することで、解像度やS/N比、ダイナミックレンジの向上を実現しました。
また、デジタルならではの問題であるモアレや偽色を光学ローパスフィルター無しで低減するなど、
高画質で常に安定した画質を提供します。
将来への可能性

デジタル化
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「機能性材料」とキーデバイス(メカ/エレキ/ソフト/画像等)の多彩な技術を最高水準で適合
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一般写真分野のみならず、医療・印刷分野など画像に関する深い知見を有する

システム設計の位置づけ
複数の技術を融合し、当社ならではの機能性材料・キーデバイスを核に、最高のシステムを提供します。

Jet Press 720の例
インクジェットインクとインクジェットヘッドの能力をシステム設計で最大化しました。
1200dpiの高解像度をシングルパスで実現し、高速出力を達成しています。
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圧電材料に関するナレッジと製膜/微細加工/高精度実装技術の融合により、迅速かつニーズにマッチしたMEMS設計・デバイス製造が可能

富士フイルムの圧電材料の特徴

インクジェットヘッドへの適用
逆圧電効果を利用して、高密度にノズルを2次元配列しコンパクトで長尺な高解像度のプリントヘッドを実現

マイクロミラーへの適用
従来の圧電膜では不可能であった性能のデバイスを実現
将来への可能性

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写真フィルムの素材研究から生み出されたヒト型コラーゲン様ペプチドとバイオ医薬製造技術により、安全なバイオマテリアルを提供
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FFRIの放射線医薬/ペルセウスプロテオミクス社の抗体創薬により、放射免疫療法(RIT)を実現
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写真フィルム製造で培ってきた精密塗布技術、酸化還元防止技術を体外診断薬に適応

RCP(Recombinant Peptide)
富士フイルムの遺伝子工学技術を用いて製造した遺伝子組み換えヒト型コラーゲン様ペプチド

RIT(Radioimmunotherapy)
抗体に放射性元素をつけて高機能化した医薬品を開発。

富士ドライケム
水のない場所でも血液検査や、診断が可能な体外診断薬。